【レンタルサーバー比較】さくらのレンタルサーバーとエックスサーバーどっちがいい?

さくらとエックスサーバーサーバー

WordPressでブログやホームページを作成するときに、必ず必要になるのが「レンタルサーバー」です。当サイトでも、いくつかレンタルサーバーを紹介していますが、初心者の方にとっては、正直どれがいいのかよくわからない。自分に合っているサーバーはどれなのか。と悩む方も多いと思います。

今回は、有名な「さくらのレンタルサーバー」と「エックスサーバー」で比較していきます。

初心者の方にとって重要なのは、費用面機能面の2つかと思います。
今回は、その2点に焦点を当てて解説をして行きます。

また、解説するプランは、さくらのレンタルサーバは「スタンダードプラン」、エックスサーバーは「x10」とします。これはそれぞれのレンタルサーバーで人気No.1となっていますので、人気No.1で解説をします。

私はどちらも利用経験がありますが、運営するサイトによって、おススメするレンタルサーバーは違うと思います。

結論から申し上げますと以下の通りです。それでは解説をしていきます。

さくらのレンタルサーバーがお勧めなユーザー

・PVが数万以内のWebサイト(会社や店舗HP)を運営する予定の人
・ストレスがかからない程度のサイト表示速度でよい
・比較的コストを抑えたい

エックスサーバーがお勧めなユーザー

・PVは数十万のブログを運営する人
・サイト表示速度は速いほうがよい
・アクセス数に応じて、プラン変更も柔軟に検討したい
・機能性を重視

【費用比較】さくらのレンタルサーバー vs エックスサーバー

早速、費用比較をして行きます。

各会社で税込、税別の表記が違いますが、それぞれの会社の書き方を参考にしていますので、ご了承ください。
1年目は初期費用+年間費用分が掛かります。2年目以降は年間費用のみ掛かります。
どちらの会社も年間契約のほうが2か月分ほど安くなります。

さくらのレンタルサーバ
スタンダード
エックスサーバー
x10
初期費用1,048円(税込)3,000円(税別)
年間費用
※12カ月契約
5,238円(税込)12,000円(税別)
お試し期間2週間10日間
サポート電話・メール電話・メール

費用だけで言うと、圧倒的にさくらのレンタルサーバ がお得です。

【機能比較】さくらのレンタルサーバー vs エックスサーバー

機能比較になります。サーバーについて、あまり詳しくない方が最初に比較する部分をまとめました。
「どれくらいのディスク容量があるか。」や「アクセス数がどれくらいまで耐えられるか」、「無料SSLがあるか」などになります。

基本的な機能性で言えば、さくらのレンタルサーバーもエックスサーバーもついています。
総合的に見ると、エックスサーバーの方が機能性は勝っています。

さくらのレンタルサーバ
スタンダード
エックスサーバー
x10
ディスク容量100GB200GB
マルチドメイン100個無制限
無料SSL
データベース(MySQL)20個無制限
データベース(SQLite)
FTPアカウントの追加×無制限
Webメール
メーリングリスト10件20件
クイックインストールWordPress、EC-CubeなどWordPress、EC-Cubeなど
PHPバージョン変更一括変更ドメイン毎に変更可
自動バックアップ×(設定すれば可)
プラン変更×

どちらのサーバーも同等の機能

まずは、どちらのサイトでも同等の機能を紹介します。ここで言う同等とは、サイト運営するうえで、それほど支障がなければ同等としています。もちろん、制限があるものと無制限であれば、無制限のほうがよく見えますが、実際は上限まで使う機会は極めて少ないので、その解釈でご確認ください。

ディスク容量

通常のブログやホームページの運用ではどちらも十分な容量と考えてもらってよいです。
重い画像のアップロードなどは、そもそもレスポンスにも影響がありますので、避けるべきです。

マルチドメイン、データベース(MySQL)

マルチドメイン、データベース(MySQL)は、WordPressなどを作る数に影響があります。
マルチドメインとは、設置できるドメインの数を指していますが、100個も作るのであれば、そもそもがもっと上のプランやVPS、専用サーバーを検討すべきですので、問題ありません
また、WordPressは1サイトにつき、1つデータベース(MySQL)が必要になりますが、こちらも20サイトも運用するのであれば、別プランを検討すべきですので、特に気にすることはありません

無料SSL

どちらもドメイン毎に設定可能です。
設置に関しては、個人的にはエックスサーバーの方が簡単でした。

クイックインストール

どちらもWordPress、EC-Cubeは可能です。その他にも簡単にインストールできるようになっているCMSはあります。インストールできる種類は、エックスサーバーの方が多かったです。
私は他のCMSを使う機会がないので、同等としました。

自動バックアップ

各社の色が出ています。良し悪しはご利用者の判断になります。
さくらのレンタルサーバーは、自分で設定すれば可能です。手順についてはこちらを参考にしてください。
エックスサーバーは、バックアップ自体は設定をしなくても自動でやってくれます。以前はデータ復旧をする場合のデータの受け渡しは有償でしたが、現在は無償になりました。詳細はこちらを参考にしてください。

エックスサーバーの方が勝っている機能

私が利用した経験で、エックスサーバーの方が機能が豊富だと感じたものです。
初心者の方が、すぐにこの機能が必要かというと、そんなことはありませんが、将来必要になるかもしれないことを想定して、ご確認ください。

FTPアカウントの追加

ブログなどを個人で実施する分には1つで問題ありません。追加の必要もありません。

追加ができなくて困った事は、パートナーにアップロード等をお願いする際に、新規にFTPアカウントが追加できないのは、セキュリティ上困った経験があります。
複数サイトを、さくらのレンタルサーバーで運用をしたことがありますが、あるサイトだけを運用してもらうために、アクセス権限を制御したFTPアカウントの発行ができませんでした。
パートナーさんに作業を依頼することを想定されるなら、エックスサーバーの方がお勧めです。

PHPバージョン変更

1つのサイトの運営であればどちらでも問題ありません
問題となるのは、昔から運用しているサイトがある場合、さくらのレンタルサーバーの一括更新でサイトが見れなくなるというリスクはあります。
一方、エックスサーバーはドメイン毎にPHPのバージョン変更ができるので、そのリスクは軽減されます。
ただ、PHPもWordPress同様にバージョンは更新していったほうがいいので、基本的に古いサイトでもPHPのバージョン変更に対応するように運営管理すべきです。

プラン変更

さくらのレンタルサーバーは対応ができません。プランごとに収容サーバーが違うため、新規のプランを申し込み、データ移行をする必要があります。
一方、エックスサーバーは上位プランにも下位プランにも変更が可能です。

補足:サイトの表示速度

数値化は出来ませんでしたが、サイトの表示速度に関しても、エックスサーバーの方が速いと思います。実際、さくらのレンタルサーバーでブログを運営していた人が、エックスサーバーに変更したら、表示が速くなったということは聞きます。

しかし、それは数万から数十万程度のアクセス数がある場合ですので、初期にはそれほど違いを感じません。会社や店舗HPなど、あまり更新が多くない場合は、どちらでもストレスはそれほどかかりません。

補足:管理画面の使いやすさ

これは個人の感覚ですので、補足にしていますが、感覚的に進めやすいのはエックスサーバーかなと感じました。さくらのレンタルサーバーも使いにくくはありません。

まとめ

冒頭でも説明しましたが、運営するサイトによって利用するレンタルサーバーは違います。コストを重視するのか、機能を重視するのか。それは、レンタルサーバーに限ったことではありません。

難しく考えず、比較の中で自分に合ったもので試してみるのが良いと思います。

私は、ブログやアフィリエイトサイトを運営したいけど、どのサーバーが良いか。と聞かれることが良くあります。
その場合は、エックスサーバーをお勧めしています。
理由は、ブログやアフィリエイトサイトは、更新が多いですし、サイト表示スピードは速いほうがいいからです。

ただ、コストをかけたくないとか、とりあえずブログでも始めてみようかな。という方には、さくらのレンタルサーバでスタートした方が、費用は掛からずに済むということをお話します。

レンタルサーバー選びは、初心者の方には難しいですが、一つの指標になると思います。

エックスサーバーの申し込み方法はこちらを参考にしてください。

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