楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」を使ってみた

楽天モバイルこの商品使ってみた

今回は、第4のキャリアとして注目を浴びている楽天モバイル について、実際使用しているユーザーとして評価してみようと思います。

2020年4月より正式サービスの開始をしました。

現在CMも流していて、今注目の携帯キャリアです。
CMでもアピールしていますが、確かに日本の携帯キャリアは高いです。割安に使用できる格安SIMも数年前からありますが、まだ利用率は2割に届きません。(2019年9月時点)
MVNOは格安SIMのことを指しています。

日本国内でのスマートフォン利用者でのMVNO利用率調査。結果は以下の通り

・スマートフォンユーザーのMVNO利用率は18.1%。
・どの年代でも昨年よりも伸びており、30代以上は約2割がMVNO利用。

出典:NTTドコモモバイル社会研究所 

私は、もともと格安SIMを使用していましたが、「Rakuten UN-LIMIT 2.0」が発表され、2020年4月に申し込んで5月より使用しています。実際の使い心地など、一般ユーザーとしての感想も含めて解説していきます。

最後にRakuten UN-LIMITに変えてから1年以上経過して、他の3大キャリアに変更したほうがいいか、私なりの考察も入れていますので、そちらも参考にしてみてください。

楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」とは

楽天モバイルが提供する料金プランです。

各キャリアが割安プランを出す前は、月額2,980円で「全国どこでもデータ・通話使い放題」として華々しく登場しました。

その後、2021年4月1日からは、以下のように使用量に応じて料金が変わました。

1GBまでは0円(製品代、オプション料、通話料等は別費用)
3GBまでは980円/月(税別)
20GBまでは1,980円/月(税別)
それ以上は無制限で2,980円/月(税別)

毎月のデータ使用量で支払金額が決まりますが、どれだけ使っても2,980円/月(税別)です。

「今月は使いすぎたから追加申込しないと」とか「なんかあまり使わなかったからもったいなかったなー」と言ったことがなく、ワンプランですので契約している人みんなが満足できるようになっています。

なぜ「Rakuten UN-LIMIT」を使い始めたのか

私が楽天モバイル Rakuten UN-LIMITに魅力を持ったのは、月額費用の安さや通話無料などもありましたが、

楽天回線エリアでの完全データ使い放題

という、今までにはないプラン設定に魅力を感じたからです。

また、私はかなり楽天サービスを利用していますので、楽天モバイル にしない理由はありませんでした。参考までに私が利用しているのは

  • 楽天市場
  • 楽天カード
  • 楽天ペイ
  • 楽天トラベル
  • 楽天マガジン
  • 楽天Edy
  • 楽天ブックス

等があります。他にも一度は使用したことあるというサービスを上げたらまだまだあります。

楽天でサービスを提供していて、他競合と比較して遜色がない場合は、楽天のサービスを利用しています。

その唯一の理由は、ポイントの溜まり方がすごいからです。

楽天は、自社サービスを使用していると、楽天ポイントの倍率がどんどん高くなります。最大で16倍の倍率になるというから驚きです。

楽天モバイル を契約することで楽天ポイントの倍率も「+1倍」になるので、格安SIMに比べても費用面でも問題ないので、乗り換えることにしました。

Rakuten UN-LIMITの概要

それでは、楽天モバイルの新プラン「Rakuten UN-LIMIT」の概要を解説していきます。

現在、料金プランはひとつだけです。

料金

データ利用量で料金が分けられている
0GB~1GB     :無料 ※1
1GB超過後~3GB  :980円(税込1,078円)
3GB超過後~20GB:1,980円(税込2,178円)
20GB超過後   :2,980円(税込3,278円) ※2

事務手数料

無料

データ通信

国内
楽天回線エリア:上記の通り、利用量で料金が分けられている。
パートナー回線エリア:5GB/月

海外
海外指定66の国と地域:2GB/月

通話

Rakuten Linkアプリ利用
国内通話かけ放題、SMS使い放題

アプリ未使用
30秒ごとに20円、国内SMSは3円/70文字(全角)

その他
  • 契約期間の縛りなし(いつでも解約可能)
  • 解約料なし

※1 契約1回線のみ無料。2回戦目以降は980円(税込1,078円)
    通話料等は別途費用。
※2 データ無制限は、楽天基地局に接続時。
    パートナー回線エリアは、国内は5GB超過後は最大1Mbps

楽天モバイルのメリット

楽天モバイルのメリットについて、一つずつ解説していきます。

独自回線だが料金が安い

楽天モバイルは、第4のキャリアとなりました。したがって、従来の格安SIMを提供していた時と違って、楽天モバイル独自の電波を保有しています。

格安SIMはdocomoやソフトバンク、auの電波を借りているため、どうしても混雑する時間帯は、インターネットが遅い、繋がりにくいという不便さがあります。
楽天モバイルは、自社だけで回線を使えますので、通信速度は速いです。実際、動画などを見ていてもほとんどストレスなく見ることができます

楽天回線エリアであれば、データ使用量は無制限です。無制限でのこの料金体系は、他社を圧倒しています。
一方で、デメリットに記載しますが、まだ楽天回線エリアは限定的ですので、ご注意ください。

それにも関わらず、格安SIMと同程度の月額費用設定となっているので、メリットはかなり大きいと思います。

契約期間の縛りなし、解約手数料なし(今は各キャリア対応)

楽天モバイルが初めて料金プランを出した当初は、まだ契約期間2年の縛りなどがありました。

今ではdocomoのahamoやソフトバンクのLINEMOも契約期間の縛りや解約手数料がなくなりました。

楽天モバイルがそのようなユーザー目線に立ってくれたおかげで、大手キャリアが動いてくれたのかなと思っています。

店頭で契約が可能

3大キャリアの新プラン(ahamo、LINEMO、povo)はオンラインでの契約のみですが、楽天モバイルは店頭での契約が可能です。

私はオンラインで契約をしましたが、オンラインで契約するのが不安という人は一定数います

店頭で契約ができるのは、楽天モバイルのメリットと言えるでしょう。

楽天ポイントが溜まる、使える

楽天のサービスですので、楽天モバイルの利用でポイントが溜まりますし、支払いに楽天ポイントを使用することも可能です。

楽天モバイルの利用料金100円につき、楽天ポイントが1ポイント貯まります。
前述していますが、楽天モバイル を契約することで楽天ポイントの倍率も「+1倍」になります。楽天ポイントがさらに貯まりやすくなります。

普段から楽天グループのサービスを利用されている方にとっては、このメリットは大きいです。

海外でもデータ通信が可能

楽天モバイルのRakuten UN-LIMITプランでは、海外でも毎月2GBまで利用可能となっています。

毎月2GBまでですが、メールのチェック等であれば、十分に海外出張でも対応可能かと思います。

今までは海外に行く際は、Wi-Fiを借りて行っていましたが、今後はその必要もないかもしれません。

参考までに2GBの目安ですが

  • メールの送受信:約4,180通(500KB/通)
  • ホームページの閲覧:約6,980ページ(300KB/ページ)
  • 動画視聴:約9時間
  • 音楽ダウンロード:約500曲(4MB/曲)

これ以上に必要だ!という方は、Wi-Fiを借りる必要もあるかもしれませんが、少しメールチェックをしたり、インターネットでの調べ物をする程度であれば、期間にもよりますが許容範囲ですので、私はメリットを感じています。

また、通話に関しても「国際通話かけ放題」オプションを用意しており、980円/月で利用ができます。Rakuten Linkアプリを利用すれば、日本→海外や海外→海外での通話がかけ放題になります。
※日本→日本、海外→日本は加入しなくてもRakuten Linkアプリを使用すれば無料でかけられます。

キャンペーンやポイント還元あり

楽天モバイルをリリースし初めのころは、300万人を対象に1年間無料という大々的なキャンペーンをしていました。
ちなみに、私もその恩恵を受けました。

今は、プラン料金3カ月無料というキャンペーンをしています。
1年無料と比較するとインパクトは弱いですが、3カ月間携帯料金が無料になると考えると、すごくお得ですよね。

気になる人は、下のバナーから契約しましょう。

また、キャンペーン対象の端末とRakuten UN-LIMITプランの申し込みで、ポイント還元も現在しています。

どちらも諸条件がありますので、楽天モバイルHPでしっかりチェックしてください。

「楽天モバイルキャリア決済利用で10%ポイント還元」キャンペーン

楽天モバイルは、2020年8月24日~終了日未定で、楽天モバイルキャリア決済のキャンペーンを開始しています。
対象となるのは、Google Playストアで購入するアプリ代金や、アプリ内サービスの料金支払いなどになります。

「my 楽天モバイル」と「Google Playストア」のどちらもで設定が有効になっている場合に使うことができます。

詳細・設定方法については、楽天モバイル公式HPにありますので、ご確認ください。
10%のポイント還元は大きいですので、アプリ代金等の支払いの際に、ご利用ください。

楽天モバイルのデメリット

これまではメリットを紹介してきましたが、新キャリアですので、まだまだデメリットもあります。ここではデメリットについての解説をして行きます。

  • 楽天回線エリアが全国に広がっていない
  • パートナー回線エリアでは、データ通信が5GBまで
  • 楽天回線対応スマホが少ない

楽天回線エリアが全国に広がっていない

一番のデメリットはこの点かと思います。

楽天回線エリアであれば、データ通信無制限ですが、肝心の楽天回線エリアが都心を中心に広がっている状況です。
東京、大阪、名古屋、札幌の方であれば、ある程度利用は可能の状況です。
→主要な都市では徐々に使えるようになってきているようです。(2021年8月追記)

その他のエリアでも、一部使えるようになっている都道府県が増えてきています。

最新情報については、楽天モバイルHPのサービスエリアマップよりご確認ください。

もう一点、使用できるエリアであっても、建物の中や地下では一部繋がりにくいところがあるのも事実です。

対象エリアじゃないから、楽天モバイルはまだ契約できないな

このようにお考えの方も多いかと思います。
しかし、楽天モバイルの発表では、「2021年3月までに70%、2021年夏ごろまでに96%の人口カバー率を達成する見込み」とのことで、基地局を猛烈なスピードで建設しています。

300万人対象にプラン料金1年無料であることを考えると、パートナー回線(au)でデータ通信を5GB使えて、通話無料(Rakuten Linkアプリ利用)であれば、先行して契約しておくのは十分価値があると思います。
こちらはすでに終了しています。

楽天回線エリアでなくても、携帯電話が使えないわけではないので、誤解がないようにしてください。

一点目のデメリットは、楽天モバイルが基地局を増設しているので、時間が解決してくれます。

パートナー回線エリアでは、データ通信が5GBまで

一つ目のデメリットに関連していますが、楽天回線エリアではない場合、パートナー回線エリア(au回線)に繋がります。パートナー回線エリアの場合は、データ通信が5GB/月という制限があります。

楽天回線エリアでは、データ通信が無制限ですので、比較するとデメリット感が否めないです。

しかし、格安SIMと比較をすると、データ通信が5GB/月というプランはありますので、費用面で比べてもそれほどのマイナスポイントにはなりません。

今回、デメリットとして上げたのは、あくまでも楽天回線エリアとの比較になります。
格安SIMとの比較になれば、コストパフォーマンスもそれほど悪くありません。

楽天回線対応スマホが少ない

最後に解説するデメリットは、楽天回線対応のスマホがまだ少ないという点です。
→iPhoneも現在は楽天回線に対応していますし、対応機種は増えてきていますので、デメリットではなくなってきました。(2021年8月追記)

楽天モバイルHP 楽天回線対応製品ページにて対応機種が確認できます。

今お持ちのスマートフォンを使えればベストですし、仮に使えなくても、製品購入同時申し込みのキャンペーンもありますので、こちらからお申し込みください。

当初、楽天モバイル公式HPではiPhoneの利用は不可としていましたが、
現在は楽天モバイル公式HPでiPhoneページを用意しています。

楽天モバイルの申し込み方法

それでは、実際に楽天モバイル の申し込みをしてみます。

申し込みに必要なものは?

楽天モバイルの契約に必要なものは4つ(もしくは3つ)になります。
作業をする前に事前に準備しておきましょう。

  • 本人確認書類
  • 楽天会員ユーザーID/パスワード
  • クレジットカード/銀行口座
  • MNP予約番号(他社から乗換の場合のみ必要)※
    ※他社からの乗換えの場合は、MNP予約番号が必要になりますので、現在契約している通信事業者に電話やWEBでMNP予約場番号を発行してもらってください。

楽天モバイル 公式ページの上部にある「お申し込み」ボタンを押してください。

プラン選択になりますが、前述しています通り、プランは1つしかありませんので、「プランを選択する」ボタンを押して、次の画面に行きます。

楽天モバイルのプラン選択画面

次の画面では、オプションの選択をします。
ここでは、前述している「国際通話かけ放題」などを追加することができます。
私は、特にオプションは不要だったので、何も追加しませんでした。

また、SIMカードタイプもここで選択しますので、注意してください。Rakuten Miniを使用される方はeSIMを選択します。

当時は、300万人対象に1年プラン料金が無料というキャンペーン中でしたので、プラン料金が0円/月(1年間)となっています。

Rakute UN-LIMITのオプション選択画面

製品を購入しない方は、「この内容で申し込む」を押してください。
その後は、楽天のID、パスワード入力画面へと遷移します。

製品を購入される方は、画面をスクロールして、「製品選択へ進む」を押してください。
製品選択をされる方は、下のような画面になりますので、商品選択をしていきます

楽天モバイル製品選択画面

製品を選択した人もしなかった人も、楽天会員ログインの画面が表示されますので、ログインをしてください。

楽天会員ログイン

ログインをすると、本人確認書類のアップロードから始めます。
ここからは、下の画像のようにわかりやすくなっていますので、申し込み完了まで進んでください。

本人確認書類のアップロード

その後、電話番号の選択・MNP予約番号の入力、お届け先情報、プランのお支払方法を入力していきます。

特に難しくありませんので、Webサイトに従って進めてください。

全てが完了すると、後日SIMカード(製品を購入の方は製品も)が郵送されてきます。

その後は同封されているスタートガイドに従って作業をすれば、アクティベート完了となります!

1年以上使い続けて、今後「ahamo」等への変更は?

上記で解説してきた通り、私は楽天の300万人対象の1年間回線利用料を無料で使っていました。
その間に、「ahamo」や「LINEMO」、「povo」など各キャリアが格安のプランを提供してきましたので、ざっくりと比較をしようと思います。

楽天モバイルahamoLINEMOpovo
月額基本料
(税込)
0円~3,278円2,970円990円/2,728円2,728円
通話料金0円0円
(5分無料)
550円
(5分無料)
550円
(5分無料)
データ容量0GB~無制限20GB3GB/20GB20GB

同じ20GB以内で比較すると、以下の通りです。

楽天モバイルahamoLINEMOpovo
月額基本料
(税込)
2,178円2,970円2,728円2,728円
通話料金0円0円
(5分無料)
550円
(5分無料)
550円
(5分無料)

その他、メリットでもあげましたが楽天モバイル のみ店頭での契約が可能です。

私は、普段楽天モバイル回線が利用できるエリアに住んでいますので、上記の結果から言っても楽天モバイルから現状変更する気はありません。

毎日使う携帯ですから、安いに越したことはありません。
また、私は普段からYouTubeやTVerなどの動画コンテンツも見ていますが、大体20GB以内で収まります。

そして、万が一収まらなくても次のデータ容量プランが用意されているので、無制限で使えるというところが安心して使い続けられます。

また、電話も今はLINE等で出来るので、あまり困りませんが5分の縛りがないのも、ストレスがないです。

今現状のプランでの比較になりますが、楽天モバイル で満足です。

3大キャリアのプランも、かなり魅力的になりましたが、楽天モバイルのプランはその上を言っていると個人的には思っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は楽天モバイルの解説になりました。

私自身、楽天モバイルを使用していて、特に不具合や不満なく利用できているので、ご紹介も併せての解説となりました。

私はRakuten UN-LIMITにしてよかったなと、満足しています。

現在の通信事業者の中では、3,278円/月でデータ通信使い放題、通話し放題というのは、かなりお得です。
各キャリアのデータ通信20GBで比較した場合でも、楽天モバイルがおとくでしたね。
また、パートナー回線エリアの方でも、5GB/月のデータ通信であれば、格安SIMと遜色ありませんので、コスパは高いと思います。

現在、各キャリアも楽天モバイルと遜色のないプランを出してきています。
5Gでも楽天モバイルは料金が変わらないというのが魅力になってくると思いますので、その点は今後も見ものですね。

最後になりますが、Rakuten UN-LIMITプランの使用が可能になったら、アプリ「Rakuten Link」のインストールを必ずしましょう。通話が無料になるだけでなく、各種特典の適用条件になっています。

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